悉皆とは? クリーニングとの違い

「悉皆(しっかい)」と言う言葉は、呉服に関わる方以外一般には聞き慣れない言葉だと思います。
悉皆とは、本来文字が示すとおり「ことごとくすべて」という意味です。
呉服では「シミ抜き」「洗い張り」はもちろん、「染め替え」から「刺繍直し」「仕立直し」など着物に関する加工作業のすべてのことを言います。
つまり悉皆職人とは、着物のお直し・加工に関する様々な仕事ができる職人のことを指します。
最近では、丸洗いやシミ抜き、古い着物の更生の意味で使われることも多いようですが、着物が出来上がるまでの行程は一つひとつが専門による分業であるため、着物の状態に応じて職人を選び、適した作業に結びつけることが重要な役割となります。
そのため、呉服店の重要な役割といたしまして、広範囲にわたる呉服の知識とそして何よりセンスが求められ、また同時に誂え主の意向を汲み取る理解力も必要となります。

よく聞かれることですが、以上からクリーニング店とは根本的に異なります。
例えば
実際の作業においてよくあるトラブルが、クリーニングに注力するあまり「黒」の色飛びや退色です。黒留袖や喪服などの黒は色物と比べ色の濃淡が出やすく、非常にデリケートなためです。
大切な正絹の着物は、ぜひ専門の「悉皆」へご依頼されることをおすすめいたします。

大切なお着物を末永く、お召しいただくために

鈴屋では、お客様の大切なお着物を末永く、そして少しでもお気軽にお召しいただくために、シミ抜きから丸洗い、仕立て直し、そして友禅加工や刺繍、金彩加工など、状態に応じた最適な方法をご提案し、様々なご要望にお応えさせていただいております。
作業には、高い技術を持つ専属の悉皆職人が担当いたしますが、加工費は努めて低価格に設定しております。

尚、当店でお求めいただいたお着物はもちろんですが、他店でご購入のお着物や、初めてご来店のお客様の悉皆、お手入れも承っております。
カウンセリングの後、お見積りをさせていただいてから、処置を施しますので、どうぞお気軽にご相談ください。